1.固定長配列について
Sub 固定長配列()
'3要素の配列変数を宣言します
Dim tensuu(2) As Integer ‘①
'配列の各要素に値を代入します ‘②
tensuu (0) = 88
tensuu (1) = 100
tensuu (2) = 73
'セル範囲に複数の値をまとめて入力します ‘③
Range("A1:C1").Value = tensuu
End Sub
① Dim tensuu(2) As Integer
・配列変数を使用する場合は「Dim」で宣言します。
・配列は変数名の後ろに「()」を付けます。
・最初に要素数を決める場合は、「()」の中にインデックスの最大値を指定します。
このことを固定長配列といいます。
・インデックスの最小値は、通常「0」なので、「2」を指定した場合は、インデックスが「0、1、2」の3つとなります。
② インデックスと配列の各要素は以下の通りとなります。
・インデックス「0」・・・要素「88」
・インデックス「1」・・・要素「100」
・インデックス「2」・・・要素「73」
③ セル範囲には、次のように入力されます。
・セル[A1]には「88」が入力されます。
・セル[B1]には「100」が入力されます。
・セル[C1]には「73」が入力されます。
2.動的配列について
Sub 動的配列()
'動的配列を宣言します ‘①
Dim tensuu () As Variant
'動的配列に3要素の値を代入します
tensuu = Array(88, 100, 73) ‘②
'1行×3列のセル範囲に配列を代入します
Range("A2:C2").Value = tensuu
End Sub
① Dim tensuu () As Variant
・動的配列の場合は、「Dim」宣言時に、変数名の後ろの「()」には何も指定しません。
・「変数の型(データ型)」は、バリアント型とします。
② tensuu = Array(88, 100, 73)
・「Array」は、引数に指定した複数の値を要素とする配列を作成する「VBA関数」です。
③ セル範囲には、次のように入力されます。
・セル[A2]には「88」が入力されます。
・セル[B2]には「100」が入力されます。
・セル[C2]には「73」が入力されます。
3.二次元配列について
Sub 二次元配列()
'3行×2列の2次元配列を宣言します
Dim tensuu(2, 1) As Integer '①
'配列の各要素に値を代入します '②
tensuu(0, 0) = 93
tensuu(0, 1) = 89
tensuu(1, 0) = 85
tensuu(1, 1) = 88
tensuu(2, 0) = 60
tensuu(2, 1) = 58
'配列の値をセル範囲に代入します '③
Range("A3:B5").Value = tensuu
End Sub
① Dim tensuu(2, 1) As Integer
・二次元配列では、インデックスが次のようになります。
|
列0 |
列1 |
行0 |
0、0 |
0、1 |
行1 |
1、0 |
1、1 |
行2 |
2、0 |
2、1 |
② インデックスと配列の各要素は以下の通りとなります。
|
列0 |
列1 |
行0 |
93 |
89 |
行1 |
85 |
88 |
行2 |
60 |
58 |
③ セル範囲には、次のように入力されます。
・セル[A3]には「93」が入力されます。
・セル[B3]には「89」が入力されます。
・セル[A4]には「85」が入力されます。
・セル[B4]には「88」が入力されます。
・セル[A5]には「60」が入力されます。
・セル[B5]には「58」が入力されます。